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記念すべき吉野家加盟第1号店としてスタート。現在では8ブランド27店舗を展開





メガエフシーシステムズ株式会社 代表取締役 中島 康博 氏







メガエフシーシステムズは、牛丼の「吉野家」、炭火焼肉酒家「牛角」、ふぐ料理専門店「玄品ふぐ」、こだわりかつ丼「かつさと」、介護施設「茶話本舗」、生活支援サービス「ベンリー」、個別指導塾「スクールIE」、高齢者専門宅配弁当「宅配クック123」など、合計27店舗を運営するマルチフランチャイジー(複数のFC加盟店を運営する)企業だ。


メガエフシー社の前身は、湯河原で創業した中島水産という魚屋で、メガエフシーシステムズの社長・中島康博氏は二代目にあたる。魚屋とはいっても地元のホテルや旅館、飲食店に納入する卸売が主で、小売はほとんど行っていなかった。


1969年、先代が地元でドライブインをオープンした。中島社長がまだ高校生の頃だ。「モータリゼーションの進展が後押しして、ドライブインは大変な成功をおさめました。その頃、魚を仕入れに築地に行っていた時に、大変繁盛している飲食店を見つけたんです。それが吉野家でした」。そして、吉野家のフランチャイズの加盟第一号となった。「手形商売から現金商売への変化」「脱職人の事業転換」


大学を卒業した中島社長は、将来を見越して、FC本部である株式会社吉野家に入社した。そこで、吉野家が非常に厳密な単品管理を行っていることを知り驚いたという。「そうやって徹底して店舗経営をすることにより、本部にロイヤルティを支払った後でも加盟店は12~13%という高い利益率を誇っていました。当社も同等の利益が出ていたので、吉野家加盟店として当然のごとく多店舗展開を始めました」。


吉野家での10年間の修業を経て、中島社長は家業を継ぐことに。そして、吉野家の多店舗展開から、他のブランド(チェーン)の展開をスタートした。吉野家の次にはモスバーガーに加盟し、ベーカリーレストランサンマルクに加盟した。


その後、新たに加盟して一気に多店舗展開を図ったのが、当時FC展開を始めていた「炭火焼肉酒家牛角」だ。「牛角は9店舗まで出店しました。牛角は、店舗運営の仕組み(ノウハウ)がとてもしっかりしていました。焼肉屋というのは、実はメニュー数が少なく、オペレーションもしやすかったのです。今までなかったタイプの焼肉店ということもあり牛角は売上も好調で、スピーディーに多店舗展開を図ることができました。このスピードがFCビジネスの良いところですよね」と中島社長は話す。


期せずして、吉野家・牛角という「牛肉」を扱う飲食ビジネス2つが経営の柱となったメガエフシー社だが、2003年「BSE騒動」が襲った。結果として吉野家・牛角はBSE騒動を乗り越えることができたが、騒動の最中には大変な苦労があったという。同時に「ひとつの食材に軸足を置いた経営を行うことのリスクを痛感しました」と語る。


そこで、メガエフシー社が取り組んだのは「牛肉」からの脱却であり、それが「玄品ふぐ」への加盟だった。「もともと我が社は魚屋でしたから、原点回帰みたいな考えもありましたね」。メガエフシー社の展開は止まらない。その後に宅配ピザチェーンにも加盟したが、早々に撤退した。店舗運営をスタートしたところ、収益性が予想より難しいビジネスモデルだったからだ。「当社の力不足と業態としての成熟期を超えバスに乗り遅れた感」


中島社長は、そういう失敗も決してネガティブなものとは捉えていない。「ビジネスですから100%成功することなどありません。我が社は様々な業態のフランチャイズを運営しているので、比較検討することができるのです。だから「撤退」の見極めも、傷が浅いうちに素早くできるのです」。


そんなメガエフシー社が、外食以外のフランチャイズとして初めて取り組んだのが、介護デイサービスFCの「茶話本舗」だ。現在6施設を運営している。


メガエフシー社は、FCビジネスとして展開する介護チェーンがまだまだ少なかった初期段階で加盟している。なぜ誰よりも早く介護ビジネスを選んだのか尋ねると、中島社長は明快だった。「取り組むビジネスを考える時にいつも頭に思い浮かべるのは『人口動態』です」。日本は少子高齢化が進んでいる、そんな日本でこれから取り組むならどんなビジネスが良いのだろうか?と研究していたという。いろいろと調べ、高齢者向けビジネス、介護系サービス、グループホーム、老健など、いくつもの業態を視察していた。

「その中で、茶話本舗だけがちょっと変わっていたんですよ(笑)。職員の方も利用者のお客様も、どちらも楽しそうにしてやっていた。そして、茶話本舗の実績数値を見せてもらうと、これが凄かった」。


茶話本舗に続き取り組んだのは「便利屋フランチャイズ・ベンリー」だ。「介護ビジネスを展開し、利用者である高齢者を日々送迎する中で、高齢者とその家族を取り巻く様々な問題が見えてきた」という。「独居高齢者の方もいますし、一緒に暮らす家族が共働きのご家庭もたくさんいらっしゃいます。そういう方々が抱えている問題や課題が見えてきたんですね。しかし、デイサービスで対応できることは限られています。介護の周辺のお悩み事をお手伝いできるビジネスはないだろうか?と考えた時に出会ったのが、家事代行サービスの『ベンリー』だったんです」。


メガエフシー社は、今年になって個別指導塾FC「スクールIE」にも加盟している。これについて中島社長は「確かに少子化で子供が少なくなってきているが、同時に子供の教育にかけるお金は増えている。教育というのはすたれないものですから、この分野を手がけることはできないだろうかと考えて加盟したのが個別指導塾なんです」。


様々なFCに加盟して、ビジネスを成功させてきて中島社長だが、FCを選ぶ視点が3つあるという。


一つ目はFCビジネスに取り組む基本中の基本「時間を買う」。これは「簡単なビジネスかどうか」ということではなく、「FC本部が素人でもできるほど、充実した教育カリキュラムがあり、環境変化にスピード感を持って対応しているか、それほど自らのビジネスの完成度を突き詰めているのか等々。自分たちの人生は一度しかなく時間は有限だから」ということ。


二つ目は「しっかりとしたシステム、仕組み、マニュアルがあること」。本部と加盟店がやるべきことを可視化・明文化していることが大事だという。「加盟店の役割は販売チャネル。こうすればビジネスがうまく行く、ということが整理(=マニュアル化)されていなければフランチャイズではない」と中島社長は考えている。


三つ目は、「FC本部のトップ(創業者)の考え方が大事」という。「トップに会った時に、なぜこの事業を始めたのか、なぜFC展開をやりたいのか、多店舗展開を図りたいのか? と聞いています。そういう話を通じて、FC本部のトップを『価値観を共有できる方だ』と思えるかどうかが大事ですね」。これらの視点は、フランチャイズ加盟を検討している人にも役に立つものではないだろうか。取り組む事業の決め手は下記の三つ


  • (1)人から褒められる
  • (2)人の役に立つ
  • (3)人から必要とされる

今後の展開について、中島社長は「ひとつひとつのブランドで着実に多店舗展開を図り、新しい事業部門を作っていきたいですね。そもそもFCはそれが可能なビジネスモデルですから」と語る。日本の将来を見つめながら、ビジネスチャンスを模索するメガエフシー社が、次にどんなビジネスに取り組むのか、非常に興味深い。


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